融資を受けるための決算書の改善方法
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会社設立プラスの独立起業セミナー

会社設立プラスです。
金融機関から融資を受ける際にもっとも重要視されるのは決算書です。
今回は決算書を改善する方法をご紹介いたします。
決算書を改善するポイントは利益を上げて負債を減らすことです。
融資を受けるために留意する点を解説いたします。
資産性について
一つめのポイントは資産性です。
金融機関は貸借対照表の資産の評価を企業の評価に結びつけて捉えます。
資産には以下の2種類があります。
- 資産性の高い資産(換金価値の高いもの)
- 資産性の低い資産(換金価値の低いもの)
資産性の高い資産については説明不要ですが、
資産性の低い資産とは、仮払金、立替金など精算がされなかったり精算される見込みがないものを指します。
資産の改善方法をいくつかご紹介いたします。
例えば経営者への仮払金であれば早く資金を回収して残額を減らしましょう。
また、回収が滞っている債権があれば損切りして資産状態を整えましょう。
その他、必要があれば不採算事業の切り離し、取引内容の見直しなどの経営改善も行いましょう。
役員からの借入について
金融機関は、資金繰りの都合で役員が企業に一時的に資金を貸し付ける場合、負債性がないと判断することがあります。
もし決算書上で債務超過になっていても、大部分が役員からの借入金ならば融資の可能性があります。
DES(Debt Equity Swap)
DESとは「債務の株式化」を意味し、
債務(Debt)と株式(Equity)を交換(Swap)することです。
これは負債を資本に振り返ることで、財務を改善する方法の1つです。
DESを行うためには株主総会での決議が必要です。
借入元に負債を返済する代わりに株式を発行して株主になってもらいます。
そうすると負債を資本に変換することができます。
DESを行うと負債が減って資本金が増えるので財務が改善します。
例えば役員からの借入金をDESによって資本に変換することも可能です。
二期比較
二期比較の方法は、最低二期分の決算書の各勘定科目を比較して増減の具合を把握します。
これにより売上、資産、負債、損益がどうして増減したか見えてきて、
金融機関への説明や今後の経営に役立てることができます。
二期比較では現預金について以下のことを確認しましょう。
- 営業活動でどのように増減したか
- 設備投資でどのように増減したか
- 融資などの財務活動でどのように増減したか
これらを把握することでキャッシュフロー計画書の作成に役立ちます。
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